「真理の御霊」

最後の審判(次元上昇)を超えるために1999年からひふみともこさんに下ろされている神示をお伝えします

自由意志を放棄してしまった人間

 

地球は、私たちプレアデスの知識を蓄積している姉妹の惑星であり、私たちの一部とも言われています。そして私たちの記録や祖先からの伝承により、このことは真実だと教えられてきました。遠い昔から、あなた方と私たちは同じ一族としてのつながりがあったのです。

 

人間の心が引き起こすように見える戦争はいつの時代にもありました。
 しかし実際にはそういった戦争は、多次元的に「存在している者」たちの苦悩をただ反映しているだけであり、それはあなた方人間の魂を奪うために引き起こされるものなのです。たとえば、あなた方の西洋文明に存在する「キリスト教物語」を取り上げると、そこにはあなたを悪魔から救うためにやって来た「神の子」キリストの物語が書かれています。こうしたものを読む時、実はあなた方はさまざまな疑問を抱ける素早い頭の回転が要求されます。

 

しかしそうした能力を持ち合わせていない場合、あなたはたちまち自分を「救われるべき者」と信じてしまうのです。なぜならあなた方が、自分たちには何の力もなく、自分たちは誰かから「救ってもらわねばならない者」で、それほどに無力な者だと信じてしまったからです。

 

あなた方がそうしたジレンマ(葛藤)に侵されている限り、コントロールを放棄したあなた方の文明は崩壊するしかないと、私たちはたびたびあなた方に告げてきました。こうしてあなた方は、自分が望むものを自分で作り出す自由や、そのために自分で考え、状況を見抜き、自分で決定するという自由を放棄してきたのです。(自分の願いを神々に頼んで叶えてもらおうとする依存心も同じもの)

 

あなた方はこうして自由意志を使わなくなりました。
こうした自由意志の崩壊の原因の一つは、あなた方が感じることを怖れることから生じています。あなた方の感情には、すべてを可能にするパワーがあるのです。しかしそれにしても、なぜあなた方の多くの人にとって、感情というものが恥になっているのでしょうか。感情によってこそ、あなた方の価値観が決定されるのです。

 

あなた方は自らの人生を振り返り、自分は本当は何を求めているのかを知り、人間としての価値において自分は何者なのかを問いただす必要があります。システムというあなた方を取り巻く社会構造の中であなた方は生きてきました。しかし今、そのシステムについて問い直す必要があります。あなた方はそれのルールに従い、給料、休日、そして名誉と地位確保のために、何も考えずにそのゲームを行なうことに同意してきました。こうしているうちにあなた方は、自分自身のために自分で考える能力をますます放棄していったのです。

 

しかしこれからあなた方は、ある力に立ち向かわねばなりません。
なぜならこの力から逃れることは不可能だからです。あなた方の価値やあなた方が本来的に持っている力は、知らない間に弱められています。それはあなた方人間は不完全で欠陥があるので、神々が干渉する必要があると聞かされてきたからです。

 


今あなた方は、ますます理屈に合わなくなっている時代を前に、何か非常に重要なことを発見する時にいます。「自分の遺伝子には何が含まれているのか?」と自問してみてください。そして情報が一杯詰まっているコンピューターのデータバンクを想像してみてください。正しくボタンさえ押すならば、途方もない量の情報を得ることができます。しかもコンピューターの場合はただ入力されている情報に限られますが、あなた方はそうではなく、あえて言うならば、あなた方は三次元的などんなコンピューターよりも遥かに進歩しているのです。

 


歴史とは権力者によって書かれるもの

 


あなた方は素晴らしい血統を持ちながら生きている生物学的構造体であり、まったく欠陥のない存在なのです。しかしそうであるためには少しばかり調整が必要です。それに残念ながらそのことに関して、ほとんどの人間は理解してはいません。生きるためだけに自身を活用することになったあなた方は、もっとも価値あるあなた方の側面から遠ざけられてしまったのです。あなた方人間は餌で釣られて罠にはめられたのです。

 

あなた方の歴史を読むと、人間は自由のためにあらゆることにおいて悪戦苦闘し、勝利を勝ち取ってきたように書かれています。しかし実際には、西洋社会に君臨してきた数多くの暴君は、人々を進化させる知識が広まることを制御するためにデザインされた存在たちなのです。その知識に一番圧力をかけてきたのが、あなた方の世界の宗教組織です。

 

そうしたシステム構造の力を保持し続けるために、多くの土地や資産、生命が犠牲になり、さらにはあなた方は多くの文献の差し押さえを許可したのです。何百万という膨大な数の人々が火刑に遭い、多くの偉大な知識を詰め込んだ(アレクサンドリア)図書館が、(人々を解放し進化させる)奥義をかき消すために燃やされたのです。

 

宗教組織が力を持ち続けるために、彼らが求めたものとは何であり、また何を消すために彼らはあれほど必死になったのでしょう? なぜあなた方の歴史には、あれほど多くの十字軍や宣教師が世界中を旅したことが記録されているのでしょうか? あなた方が教えられてきたように、宣教師たちは信仰のない人々を救うために送られたというのは本当なのでしょうか?

 

このように、まだ燃やされていない現在のあなた方の図書館に置いてある歴史の本に書かれていることと、私たちが見ている地球に関する「時間の本」にある内容はまったく違うのです。つまりあなた方の歴史書のページには、勝利者があなた方に知らせたいことだけが書かれており、権力者があなた方に信じさせたいことだけが書かれているのです。あなた方人間の歴史は、あなた方を巧みに操作する力によって作られた偽りで埋もれており、彼らの行なった殺人や裏切り、異端審問といったものは好きなように薄められ、しかも年月とともに何度も塗り潰されているのです。

 

あなた方が自分自身を本当に知るためには、まず深く呼吸してから自分の体そのものを認識することにあります。あるがままのあなたになれれば、自分自身が生き生きしてくるのが分かるはずです。さらには生きる意味がわかってくるでしょう。さてここで、あなたの想像力を柔軟に使い、あなたの祖先を想像してみてください。あなたの親、祖父母、そのまた親の時代へと時間を巻き戻します。しかしあなたは自分の血統を遡り、それが切れてなくなるところに行き着くことはできません。もしそのように血統が途絶えるところがあれば、あなたが今ここにいるわけはないからです。

 

あなたは次第に自分の血統について考えるようになるでしょう。
祖先の血とともに自分の体内に保管されている遺伝子コードについて、今ここでしばらく考えてほしいのです。世代から世代へと受け継がれる遺伝子は非常に価値あるものであり、あなた方の遺伝子を通して長い年月とともに何が継承されていくのでしょうか? あなたはどのくらい昔まで遡り、想像することができるでしょうか? 私たちがあなた方の世界へこうしたエネルギーを運ぶ時、私たちが所有している「ある本」をあなたは想像できるでしょうか? その本にあなたはアクセスできるでしょうか? 

 

 

私たちが伝える言葉を読み取りながら、想像力を駆使し、あなたが本来持っている「存在の多次元性」を体験できるように心がけてください。それと同時に、あなたの存在の中心ともいうべき「核」から、どのような現実が開けてくるかを観察してください。私たちの声はあらゆる方向、あらゆる場所から届くでしょう。私たちの声は、あなた方の「多次元的な自己」に語りかけます。あなた方のさまざまな記憶が一つの布を織り始められるように、私たちはそのきっかけとなる少しの知識と真実をあなた方に提供します。そうすることであなた方は、この地球にかつて本当に何が起きたのかを知るようになります。なぜならあなた方は、以前そこへいたことがあるのを思い出すからです。

 


人類は祖先から「恐怖」の刻印を受け継いだ

 


あなた方の肉体は固定されているものではありません。
ここには固定されているものなど何もないのです。すべては周波数というエネルギーのダンスであり、自由なエネルギーが単に形を取っているだけです。ではなぜ固定して見えるかというと、あなた方の知覚は現実に対して一定の見方をしており、直線的に接することを訓練づけられているからです。

 

たとえばあなた方は毎朝目覚めると、忠実に自分を再現させます。あなた方は洗面所の鏡を見て「まず」自分に出会います。そのようにして自分と出会うことを期待するのは、それまでの古い経験の積み重ねであり、また条件づけでもあります。そしてこのような脳の訓練があなた方の多くの現実をつくり出しているのですが、マインドコントロールにはさまざまな形があります。

 

そのようにしてあなた方の祖先から教え込まれ、勧められたりした限定的な考え方は、あなた方の体の細胞にすべて刻印されています。そしてあなた方の祖先もまた、そうした刻印された教えに従いながら自分たちの時代を生き抜いて来たのです。暴力や法律、そして権威に対する彼らの反応は、日常生活を通して彼らの肉体に刻み込まれていきました。

 

それと同じように、あなた方が日常生活で行なうことのすべてが、あなたの肉体に記録され、保管されているのです。それはあなたが、その体験を意識的に覚えているいないにかかわらず、あなたの肉体の細胞は覚えています。生きることに対するあなたの反応や記憶は、遺伝子を通して世代から世代へと伝達されるのです。

 

人間が世代から世代へと受け継いだ「恐怖」のインプリント(刻印)によって、西洋史の年譜は隅々までくまなく埋まっています。「光の家族」は2千年前にこの地球に生まれ変わっており、彼らは光と愛をマスターした者たちでした。そして当時、権力を握っていた人々を脅かしたのは、彼らが行なった数々の奇跡でした。権力者たちは彼らの教えが大衆に伝わることを怖れていましたが、そうした対立は最初から存在していました。

 

 


こうした意識の目覚めは、キリスト教の誕生によって導かれたと信じている人も多いようですが、実はそうではありません。というのも今日、イエス・キリストとして知られている人物の物語が存在するので当然です。イエス・キリストというキャラクターは実によく合成された人物像であり、しかもこれは何年も何年も試行錯誤されてデザインされ、編集されたキャラクターなのです。実際にはその物語は、その時代の暴虐的な世の中を破壊するために地球にやって来た「光の家族」についての物語なのです。キリストという人物像は、壮大なパワーを、たった1人の超能力的人物に集中させるために創造されたものなのです。

   当時のローマ帝国は、現在の新世界秩序の魚座時代的なヴァージョンとも言えます。
   そして現在のみずがめ座の時代は、その並行したカルマを背負っているのです。人々を管理するためにはその必要性を理解してもらわねばなりませんが、そのためには、人々が泣きすがって解決を求めるような問題を権力者は生み出す必要があります。そのために彼らがすることは、恐怖を国中に広げる必要性です。恐怖というものには、非常にパワフルなバイブレーションがあり、その恐怖が体内に入ると、それはちょうど愛と同じだけの伝播力で広がっていくのです。

 

その当時人間が、恐怖ではなく愛を選択していたならば、あなた方の世界には愛が広がり、人間ははるかに高次元の力を手にするに至っていたでしょう。肉体を超越する精神力や、アストラル・トラベル、それにすべてのものとつながっているという感覚の中で生き、人類は自らの分離を克服することができたでしょう。しかし、そうした結果は得られなかったのです。

 

そしてこの2千年間、人類は愛と融合を深めることではなく分離を深めていきました。
つまり、恐怖が勝ったのです。この結末に疑問があれば、ぜひ歴史の扇子を開いて見てください。どれほど膨大な書物が焼かれ、どれほど多くの人間が暴行され、拷問され、焼き殺されたでしょうか? いかに多くの世界中の原住民の土地が破壊され、彼らの古代から伝わる文献が破壊されてきたでしょうか?

 

「光の家族」は中近東辺りを歩いただけでなく、はるかに広大な領域までも彼らは旅したのです。ですからあなた方に教えられている世界観には限界があります。北アメリカがその良い例ですが、そこは古代から極めて神聖な場所とされていたところです。そこにはアトランティス時代を生きた人々が、この地に多くの知識を運んで来ました。

 

そうしたもののおかげで、あなた方が近代と呼ぶ今の時代があるのです。
これから先もたくさんの先史時代の人工物がそこで発見されるはずです。そして実際にすでに多くのものが発見されていますが、それらはあなた方には知られないように隠されているのです。

 

この地へは当時から、古代エジプトや中近東から、また中国を含む極東から多くの旅人が訪問していました。しかしこの古代の世界においても、人々はかなり厳しいコントロール下で暮らしていたのです。「光の家族」はこの時代によくそこへと旅をし、またもっと遠くへと広範囲に伝えるべきメッセージを運びました。

 

こうした物語が、当時世界のあちこちに住んでいた先住民族たちの伝統に、「海の向こうからやって来た平和の使者」の物語として残っています。高次元からの波動を伝えるために、「調和の中に暮らすことの必要性」の知識を彼らがもたらした、という物語があちこちに残されています。


『プレアデス 光の家族』 バーバラ・マーシニアック著 太陽出版           抜粋