神から人へ ◎人の悩み、悲しみについて◎
神から人へ。人から神へ。人の多くの悩み、悲しみ、
全ては己の心の奥の、気づかぬ奥に潜める迷い。
己の心の迷妄に、踏み迷いつつ、真実の神の光に出会いなば、
神は光を降りそそぎ、迷いを覚まし、目覚まさせん。
心の闇に迷いし時こそ、神を心に忘れるなかれよ。
自ら離れ、ますます悩み、心の闇の淵に沈みて、
そこより抜け得ぬ多し。己の力を過信せず、神の光に任せゆけ。
己の力に解決せんと、無駄なあがきに苦しむなかれ。
無駄なあがきは足しにもならぬ。かえりて深みにはまりゆかん。
ただに心を明るく保ち、光の導く先に待つ、神の慈愛に手を述べよ。
神は子らの幸せと、輝く笑みを望むのみ。
悩み嘆きの煩悩を早くに覚まして、目覚めてくれよ。
真実になし。架空のものなり。あると思うが苦悩の始まり。
己の作りし虚構の悩みに光を当てて、消し去るべし。
この世の苦しみ、不幸災難、全ては己の内より出なん。
己の作りし不安、心配、そを真実と誤るなかれ。
神の作りし始めの世界に、不安はあらず。間違いもなし。
自ら作る不安の要因、気づきて早くに、取り去るべし。
人間心の気遣い、わずらい、神への信に目覚めなば、
儚き露如きのもの。雲散霧消し、晴れゆかん。
いずれが真か、偽りか、そを見出して、安らかなれよ。
避けても逃げても、無駄なこと。
今ある不幸を喜び受け入れ、神の慈愛と感謝せよ。
人の不幸は他愛なきもの。物質、金銭、病気にいさかい、
さなるつまらぬ現界のみの、儚き夢の一瞬のこと。
心の奥の宇宙に目覚め、永遠なるを手に入れなば、
この世の執着、迷妄も、悪夢のことと悟り得ん。
この世で生きて、踏み迷い、過ち犯して嘆けども、
そこより始まる、悟りの道なり。目に見ゆ不幸は、不幸にあらず。
不幸に気づきてこそ幸い。不幸なるとも不幸になし。
不幸と幸とを共に知り、幸なることの尊さを知り、
不幸のなきを悟りてこそ、不幸は終わり、恐れも消えなん。
最も不幸な生なるは、不幸を知らず、神を知らず、
救いを知らず、何も求めず。今ある現界、物質界を、
真実世界と誤り信じ、そこに留まり、逃れ得ぬこと。
真実世界はここになし。ここにて見える世界にあらず。
現象界の次元にあらず。かえりて眩みし、迷いのもとなり。
御魂の世界に目を開き、神の次元に、光を求め、
答えを探す心となれよ。この世の次元は答えにあらず。
ますます迷いに惑うのみ。神の心と対話せよ。
神の慈愛と向き合えよ。神の示さる導きを、心の底より祈り求めよ。
人には人の答えのみ。そもまた一つの救いならん。
なれど救いは一瞬のみ。常の救いは手に入らず。
神の答えは永久のもの。恒久普遍の真理なり。
ひとたび悟り、手に入れなば、救いは永久に続くもの。
人の世界に生きる知恵、そのみにたけても、救われず。
日々に生き行く糧とはならず。心を潤す泉とならず。
大地を潤し、肥沃に富ませ、心を豊かに育む愛は、
神の慈愛に他ならず。神の慈愛を写すことばは、
神そのものと同じなり。 心を潤し、糧となり、
豊かに富ます愛のことばは、ひと時のみの慰めならず。
ときに厳しく辛くとも、真理を教えることばにあらば、
種は芽生えて、実を結び、 永久に栄えて子孫を増やさん。
神のことばはすでにあり。すでに伝わり、手元にあらん。
すでに心の内に蒔かれて、日々に光を、愛を受け、
愛の恵みの花となり、実を結ぶのをただ待つのみ。
焦らず、急がず、唯に信じよ。己の家族を、隣人を。
神の作りし縁なれば、出会いは全て吉ならん。
神の望む縁なれば、恐ることなし。厭う(いとう)ことなし。
時の流れが明かしてゆかん。出会いゆく者、離れゆく者。
人の思いや考えになき、神の計りし縁ならん。
そこより学び、目覚めなば、次なる縁も結ばれん。
悪縁なりとも、恨むことなく、相手を思いやり、
許してやれよ。認めてやれよ。神の子なるを思い出すべし。
神の子なるを知らせてやるべし。
相手の迷いを気づかせて、神の子なるを目覚めさせ、
自ら神の道歩めと、祈りてやれよ。願いてやれよ。
不幸を逃れ、愛に満たされ、人の務めを悟らせて、
これまでの罪を詫びるまで導きてやれよ。守りてやれよ。
最も足らぬ神からの愛を、教えてやれよ。与えてやれよ。
神からの愛を必要なるは、迷い苦しむ煩悩の者。
己の苦悩懊悩に、何も見えなく、聞こえぬ者なり。
代わりて愛を伝えてやれば、いつか不幸は過ぎ去りて、
神の栄を祝福を、さらに頂き、賜らん。
それまでの辛抱努力を惜しまず、喜びあれよ。
神の代わりを、手伝いを、 喜び励みて日々を過ごせよ。
神の願いに応えてくれよ。神の祈りを叶えてくれよ。
神の願いを叶えるは、人になくして、他になし。
神の祈りを実現さすは、最も栄えある務めならん。
苦労に思い、厭うことなく、勇み励みて務めるべし。
さなれば神の恵みも深く、さらなる幸を守られゆかん。
さにて本日人の悩みに答えたり。心の悩みは深きもの。
時間をかけて、乗り越えるべし。そもまた一つの好機ならん。
神の声を伝える人
ひふみともこさん著書 「続神誥記」より抜粋
ひふみともこさんHP http://wa-hifumi.info/
大神神社 狭井神社 三輪山の巫女「真理の御霊」
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