神から人へ ◎前世・現世・神との縁について◎
神から人へ、人から神へ。
教えの一つ、伝える意味を、生の要(かなめ)に、
中心に据え、己の生を高めてゆけよ。
単なる知識や好奇心、すぐに忘れることばにあらず。
しかと己の御魂(みたま)に入れよ。
前世は己の生を清算、新たな生を賜わるために、
生の終わりに区切りをつけて、過去のあやまち、誤りを、
気付き認めて、神に詫び、己の御魂の浄化を求め、
神に許しを乞いて後、御魂は許され、来世に移らん。
なればこの世に犯せし罪も、次なる生に生まれし後には、
宿世(すくせ)の縁は洗い流され、新たな縁を賜わらん。
過去の縁(えにし)は一代限り。そのたび新たな縁(えん)を結ばん。
親子の縁に、友の縁、師弟の縁も、皆初めから結び直して広がらん。
なれども神を介する縁は、生まれて変わり、死に変わり、
輪廻転生 繰り返せども、必ず出会い、結ばれん。
永き年月、幾星霜(せいそう)、この世に宇宙の創られて、
数多(あまた)の生命、生体が、神の摂理に導かれ、
宇宙の運行、自然の流転、真理を行い、現わすために、
神の世界を実現せんと、祈りを込めて仕組まれし、
壮大無窮の天の命を、一つ一つの形に表わし、
各々異なる役目を担わせ、その遂行のため、完成のため、
神の経綸、計画により、出会いし縁こそ神の縁。
さなる神縁、奇しき縁なら、世代を重ね、年を経れども、
神代の時よりつながる縁なり。
なれば人は、大切にせよ。神との縁にて出会いし人を。
前世の罪は前世に終われり。前世の功(いさお)も同じこと。
富も誉れも名声も、一代のみに許さるる、儚き夢なり、幻なり。
過去世にこだわり、とらわるなかれ。
過去世の罪は、あの世に禊(みそ)がれ、あの世に償(つぐな)い、
贖(あがな)いぬれば。過去世の罪を恐るるなかれ。
今この時を、現世の生を、畏(かしこ)み、惜しみ、愛しみ、生きよ。
神と結ばれ、神に結ばれ、この世に神の縁を広げよ。
さなれば人は皆救われて、この世を生きる命(みこと)を見つけん。
この世の生に、誠を傾け、一日(ひとひ)一日(ひとひ)に
命(いのち)を捧げよ。
さにて本日、前世と現世、神との縁、この世の生の生き方を、
わかるに易しく教えたり。己の生に、教えを活かせよ。さにて。
神の声を伝える人
ひふみともこさんHP http://wa-hifumi.info/
大神神社 狭井神社 三輪山の巫女「真理の 御霊」
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